受付の仕事の中には、「スクール受付」もあります。生徒の受付業務や入会・退会の手続きを行う仕事ですが、スクール受付には他にどんな役割があるのでしょうか?
今回は、スクール受付の仕事内容や、向いている人について解説します。
INDEX
スクールの受付業務は、生徒から会員証を受け取って、出欠管理を行います。スムーズなやりとりを行うためにも、生徒の名前やレッスン内容を把握しておく必要があります。
新規入会の手続きや、退会の手続きも受付の仕事です。入会手続きでは、レッスン内容や料金形態などの説明を行います。必要書類への記入方法やスクールの利用方法なども、受付が説明しなくてはいけないため、一通りの知識を身に付ける必要があります。
スクールにかかってきた電話の対応を行います。電話の内容は、入会や体験に関する問い合わせ、生徒の欠席連絡などが多いでしょう。
Web受付を行っているスクールでは、入会申し込みや欠席連絡をメール、またはアプリで行っていることもあります。それらの対応や返信を行うのも、受付の仕事です。
スクールでは生徒数を増やすために、キャンペーンや募集活動を積極的に行っています。受付では、これらの活動に関わる機会も多く、チラシ作りやSNSでの発信、イベントの開催などの業務を担当することもあるでしょう。
スクールで働く講師のお手伝いをしたり、生徒の相談や各種手続きの対応など、スクールに関わる人のサポートを行うこともあります。また、学習塾や子ども向けのスクールの場合は、保護者への対応も必要になるため、臨機応変に対応しなくてはいけません。
スクールを清潔に保つための清掃や衛生管理も、受付の仕事です。また、書類整理やファイリングなどの雑務も行います。
・スイミング
・ピアノ
・英会話
・学習塾
・テニス
・サッカー
・ダンス
・テニス
・フットサル
・サッカー
・ヨガ
・ピラティス
・スイミング
・ゴルフ
・ボルダリング
・スポーツジム
・英会話
・カルチャースクール
・自動車学校
・音楽
・パソコン
・養成スクール(ネイリスト・バリスタなど)
スクール受付のスケジュールは、スクールによっても勤務時間が異なります。基本的には朝から夕方までの勤務やシフト制の勤務となりますが、大人向けのスクールであれば、夕方から夜の時間帯が勤務時間になる場合もあります。
今回は、子ども向けのスイミングスクールを例にして1日のスケジュールをご紹介します。
出勤をして、制服がある場合は着替えや身支度を済ませます。その日の業務を確認したり、メールのチェックを行ったりと、勤務前にやるべきことを行います。
朝礼をして午前の業務を行います。生徒の受付業務や対応が中心です。午前中に生徒の利用がない場合は、事務処理や電話対応、スクールの清掃などの業務をします。
持参したお昼ご飯を食べたり、ランチに行ったりすることもあります。
午後は利用する生徒の数が増えるため、忙しくなります。生徒の層が幼児や小学生のスクールの場合、忘れ物や落とし物も多いため、それらの対応や管理も必要になります。
欠席連絡があった時は担当の講師に伝えたり、保護者への伝達事項がある時は忘れずに伝えたりと、臨機応変な対応が求められます。
遅番のスタッフがいる時は引き継ぎをして、勤務終了です。
スクール受付では、年齢や性別問わず、様々な人と関わる仕事です。対象が子どもである場合も多いため、コミュニケーション能力が求められるでしょう。
基本の業務はルーティンワークですが、イレギュラーなことが発生する場合もあります。生徒一人一人に合った対応を目指すためにも、柔軟な対応力が必要になるでしょう。
事務作業や書類作成などを行うことも多いため、パソコンスキルは必須です。難しいスキルは必要ありませんが、チラシ作りや資料作りをする場合は、PowerPointや画像編集ソフトが使用できると活躍の幅が広がるでしょう。
スクールへの入会希望者へ、スクールの案内をしたり魅力を伝えたりするためには、提案力が必要です。コースやプラン、料金形態などを把握し、入会の決め手となる案内が求められるでしょう。
<やりがい>
スクール受付では、生徒が安心して通うことができるように、日頃からコミュニケーションをとる必要があります。挨拶や何気ない会話も、信頼関係を構築するために欠かせないコミュニケーションです。
生徒が楽しみながらスクールに通う姿を見ることができるのは、やりがいを感じる瞬間といえるでしょう。
生徒に「ありがとう」と感謝をされると、受付としての喜びを感じることができます。スクールの案内や説明をしたり、丁寧な対応ができたりすると、生徒や講師に感謝されるため、その瞬間に「頑張ってよかった」と思えるでしょう。
スクール受付では、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力など、様々なスキルが身に付きます。人との関わりが多い仕事のため、自分のスキルアップにつながります。
また、事務作業も多くパソコンスキルやビジネスマナーなども身に付くため、自己成長
できる部分にやりがいを感じるでしょう。
<大変なこと>
スクール受付では、まずスクールで行われているレッスンの内容や種類について把握する必要があります。その他にも、料金形態やプラン、入会や退会の手続きに関する事務処理など、覚えることは多岐にわたります。
また、生徒の名前や顔を覚える必要もあるため、慣れるまでは苦労することが多いかもしれません。
人と関わる仕事のため、クレームが発生する場合もあります。スクール受付のクレームは、「対応が悪かった」「説明と違った」「講師の態度が悪い」「料金が高い」など、様々です。
どのようなクレームに対してもお詫びの気持ちを伝え、誠意ある対応をしなくてはいけません。時には、自分とは無関係のクレームや理不尽なことを言われる場合もあるため、その対応に追われる大変さがあるでしょう。
人と話すことが好きな人は、生徒と円滑なコミュニケーションをとることができます。どんな人とも笑顔でやりとりができる人や、社交的な人は、スクール受付に向いているでしょう。
子ども向けのスクールで働く場合は、子どもが好きな人に向いています。子どもといっても、幼児や小学生向けのスクールもあれば、中学生や高校生向けのスクールもあります。
年代によって接し方や必要な知識も異なるため、子どものことをよく観察して一人一人に合った関わりが求められるでしょう。
スクール受付の仕事をすると、たくさんのスキルが身に付きます。一般的な事務仕事で身に付くスキル以外にも、生徒とのやりとりの中で身に付くスキルも多いため、スキルアップを目指したい人に向いています。
スクール受付は、「人の役に立ちたい」「サポートするのが好き」という人が活躍できる仕事です。生徒の悩みをヒアリングして最適な提案をしたり、講師のサポートを行ったりと、誰かのために主体性を持って働ける人は重宝されます。
スクール受付は生徒との距離が近いため、密なコミュニケーションがとれたり、信頼関係が築けたりと、やりがいを感じられる瞬間が多い仕事内容です。
受付の仕事に興味がある人は、スクール受付も視野に入れて探してみてはいかがでしょうか?