受付の仕事に就きたい！自分に合った会社選びのポイント
受付の仕事は女性に人気ですが、たくさんある中から自分に合う会社を選ぶのって難しいですよね。理想とする働き方を実現するためには、入念に会社選びを行う必要があります。
今回は、受付の仕事をしたい人に向けて、会社選びのポイントを解説します。
- 1、会社選びの重要性
- 2、会社選びの前に転職理由を明確に
- ■転職理由を考える
- ■仕事に求めることを書き出す
- ■自分の強みを書き出す
- 3、会社選びでチェックするポイント
- ■事業内容・業務内容・規模感
- ■給与
- ■福利厚生
- ■雇用形態
- ■社風
- ■勤務条件（募集の背景）
- 4、会社選びに失敗しないためのポイント
- 5、ホワイト企業とブラック企業の見分け方
- 6、まとめ
INDEX
1、会社選びの重要性
入社後のミスマッチを防ぐ
受付の仕事に就くためには、まずは「会社選びの軸」を明確にすることが大切です。理想の働き方、給料、仕事内容、福利厚生、キャリアアップなど、働く上で重視したいことをはっきりさせておくと、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
長く働くため
会社には社風や経営理念があり、それらに共感できないと、働き始めてから違和感を覚えたりやりがいを感じられなかったりと、働く意欲が低下する原因になります。
入社前に会社の下調べを入念に行い、何社かと比較をして自分の理想にマッチする会社を選べば、長く働くことができるでしょう。
2、会社選びの前に転職理由を明確に
転職理由を考える
会社選びを始める前に、まず「なぜ転職したいのか？」を明確にしましょう。転職を考えるきっかけは、「給料や仕事内容に不満がある」「キャリアアップをしたい」などの理由があると思います。
転職理由が明確になれば、会社選びの軸も定まるため、効率よく転職先を見つけることができるでしょう。
仕事に求めることを書き出す
転職したらどんな働き方を目指したいのか、転職先に求めることをリストアップしてみましょう。例えば「定時には帰りたい」「スキルを活かしたい」「評価制度が整っている職場がいい」など、いくつか思い浮かぶことを書き出します。
そうすると、自分が仕事に対して何を求めているかが把握できるため、会社選びの優先度や条件を明確にすることができるでしょう。
自分の強みを書き出す
転職をする前には、必ず自己分析を行いましょう。自己分析をすると自分の強みが把握できるため、会社選びをする際に役立てることができます。
自己分析では、「前職で培ったスキル・実績」「長所」「これまでの人生で頑張ったこと」などを細かく書き出します。強みがわかれば転職活動を進めやすくなり、また自分の市場価値もわかるため、会社選びもしやすくなるでしょう。
3、会社選びでチェックするポイント
事業内容・業務内容・規模感
事業内容や業務内容を調べるためには、会社のホームページをチェックしましょう。受付の仕事は「会社の顔」としての役割があるため、自分の働く会社がどんな事業を行っているかを把握する必要があります。
どのような商材やサービスを提供しているのか、会社としてどんな取り組みを行っているのか、などを調べた上で自分の希望にマッチする会社を選びましょう。
また、大企業なのか個人経営なのかによって、求められるスキルや働き方にも違いがあります。従業員数や利益、支店数（店舗数）などを調べると、会社の規模感を把握できます。
給与
現状よりもステップアップできる転職を目指すなら、給与は今よりも高い会社を選びましょう。企業受付の正社員の平均給与は月給229,240円、派遣社員の場合は時給1,575円が相場です。
給与だけでなく、残業代や賞与、各種手当などもチェックしておきましょう。
福利厚生
福利厚生が充実している会社は、定着率が高く、ストレスなく働くことができるため必ずチェックしておきましょう。福利厚生は会社独自のベネフィットや待遇を設けていることが多いため、何社かで比較をすることをおすすめします。
特に女性の場合、産休・育休の取得率を見ておくと安心です。ほとんどの会社では産休や育休の制度が導入されていますが、実際にどれくらいの人が取得しているかを確認する必要があります。産休・育休の取得実績が高い会社は、女性が働きやすい環境である証になるため、会社選びの際の参考にしましょう。
雇用形態
受付の仕事の多くは、派遣社員が占めています。派遣会社に登録をして、派遣先となる会社で勤務する働き方です。
派遣社員なら自分の希望する業種、仕事内容、働き方に合う会社を紹介してもらえるため、効率よく勤務先を見つけることができます。また、転職活動のアドバイスや履歴書の添削などのサポートを受けられるメリットがあります。
入社後の働く姿をイメージした時、どんな働き方やキャリアを築きたいかを明確にし、「自分に合う雇用形態は何か」を考えましょう。
社風
社内の雰囲気や働く人の特徴、評価基準や職場環境などは、働く上でとても重要な部分です。受付は少人数で働く仕事のため、人間関係のトラブルが多い会社だと長続きしません。
入社していない段階で、社風を詳しく調べることは難しいですが、会社のホームページや実際に働く人のインタビュー記事をチェックすると、ある程度は把握することができます。また口コミや離職率などの情報も、社風の善し悪しを把握する判断材料になるでしょう。
勤務条件（募集の背景）
勤務条件が最も合う会社を選ぶことも、重要なポイントです。もしワークライフバランスを重視した働き方を希望するなら、「残業なし」「土日祝休み」「有給取得率70%以上」などの条件が当てはまる会社が適しています。
また、求人募集を行なった背景もリサーチすると、「会社がどのような人材を求めているのか」がわかります。例えば中途採用の場合は、欠員募集なのか事業拡大かによっても、求められるスキルや経験値が異なるため、会社が必要としていることまで踏み込んで調べると、より会社選びの失敗のリスクが低くなるでしょう。
4、会社選びに失敗しないためのポイント
ネームバリューだけで判断しない
誰もが知る有名企業や大手企業の、ネームバリューにつられて決めるのはやめましょう。名が知れた会社なら、安定した給与や充実した福利厚生など、好条件である場合が多いですが、だからといって仕事内容や社風が自分に合っているとは限りません。
会社選びを「憧れの会社で働きたい」を第一に考えるならネームバリューがある会社でも構いませんが、働き方を重視するなら会社名ではなく実際の仕事内容や勤務条件をチェックすることが大切です。
入念なリサーチを行う
会社選びに失敗しないためには、入念なリサーチが肝心です。一つの会社だけでなく、複数の会社をピックアップして比較することで、自分の希望する条件に合う会社を見つけることができます。給与、福利厚生、キャリアップなどの項目別に比較すると、違いがわかりやすいでしょう。
リサーチ不足だと働き始めてから「こんなはずじゃなかった」「思っていた働き方ができない」などの不満が募る原因となります。会社選びを失敗しないためにも、リサーチは徹底して行いましょう。
転職エージェントを利用する
会社選びに不安がある人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントは、転職先探しのお手伝いやサポートをしてくれるため、自分の適性や希望に合った会社を提案してくれます。
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポート体制も整っているため、転職活動をスムーズに進めることが可能です。
5、ホワイト企業とブラック企業の見分け方
年間休日120日以上
年間休日が120日以上ある企業は、週に2日の休み以外にも祝日、夏季休暇、年末年始などにも休みが取れる環境です。
3年後の離職率が30%未満
離職率が高い仕事は、辞めたくなる理由があるということ。そのため離職率が低い会社は、ホワイト企業の特徴です。
一般的に3年後の離職率が30%未満の企業は、ホワイト企業といわれているため、長く働ける会社を探す人は離職率をチェックしましょう。
月の平均残業時間が25時間未満
月の平均残業時間が25時間未満であれば、ホワイト企業といえるでしょう。
受付は定時で帰れることが多いため、残業もなくプライベートとの両立がしやすい仕事です。ただ、受付の種類によっては残業が発生する場合もあるため、月にどれくらいの残業があるのか確認しておくと安心して働けるでしょう。
6、まとめ
受付の仕事内容はお客様対応が基本のため、どの会社でも共通していますが、入社後のミスマッチを防ぐためには、事前に会社選びを入念に行うことがポイントです。
ぜひご参考にしてみてくださいね。
