受付の面接では面接官とのやりとり以外にも、気をつけなくてはいけないことがたくさんあります。いくら完璧な受け答えができていたとしても、ちょっとした所作や行動で気を抜いてしまったことがきっかけで不採用になる可能性も。
そんな受付の面接で注意したいマナーをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
面接では遅刻は厳禁です。大切な面接という日に遅刻をしてしまうと、かなり印象が悪くなり、合否にも影響する可能性が高いでしょう。面接時間の5〜10分前に到着できるよう、事前に自宅からかかる時間や公共交通機関の時刻を確認しておくと安心です。
ただ早く着きすぎるのもNG。面接時間よりも早めに到着してしまうと、まだ面接官の準備が整っていないため、逆に迷惑をかけてしまうことに。常識の範囲内で、時間に余裕をもった行動を心がけましょう。
面接会場に入る前には、必ずスマホの音が鳴らない状態にしておく必要があります。マナーモードに設定するか電源OFFにしておくと、集中して面接に挑むことができます。マナーモードの場合はバイブレーションが作動しないように設定をし、面接中に通知音や振動が発生しないようにしておきましょう。
冬場はコートなどの上着を着ていることが多いと思いますが、面接会場に入ってから脱ぐのではなく、あらかじめ外で脱いでおくようにしましょう。脱いだ服はキレイに整えて手に持ってから受付をします。
面接会場に到着したら受付で自分の名前と用件をはっきりと伝えます。「こんにちは。13時からの面接で伺いました◯◯と申します。ご担当者の△△様にお取り次ぎをお願い致します」と丁寧にわかりやすく伝えることがポイントです。
受付を済ました後、面接までの時間を控室で待つこともあります。イスに座る場合は姿勢を正して、静かに待つようにしましょう。面接はまだ始まっていませんが、面接中と同じ心構えでいることが大切です。
控室では時間をつぶすためについスマホを見たくなりますが、これはマナーとしてふさわしくありません。たとえスマホで面接対策の復習をしていたとしても、周りから見たらスマホをいじっているだけにしか思われないので、印象が悪くなってしまいます。癖でスマホを見てしまう人は電源をOFFにしておいた方が良いでしょう。
緊張から落ち着きがなくなったり、挙動不審な動きになってしまうのは仕方がありません。ですが周りをキョロキョロ見渡したり、他の面接者に声をかけたり気が散るような行動は避けましょう。面接に向けて集中力を高めることを意識したり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせると◎
ドアを3回ノック
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「失礼します」と言って入室
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後ろ手にならないように、ドアの方に振り返って静かに閉める
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面接官の方を向き、お辞儀をする(30度)
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イスの横に立つ
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「お名前をお願いします」と言われたら名前を名乗り、「本日はどうぞよろしくお願い致します」と言ってからお辞儀をする(45度)
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面接官の「おかけください」の指示があってから着席する
・面接中は背筋を伸ばして、姿勢を正す
・ハキハキと受け答えをする
・面接官の目を見て話す
・答える時はわかりやすく簡潔に
(例)「それは◯◯です。なぜなら〜」「努力したことは2つあります。1つめは〜」
・内容によっては、身振りを交えたり笑顔で話すことを意識する
・複数で面接を受ける場合、他の面接者が答えている時も気を抜かない
・早口にならないようにする
・言葉遣いに気をつける(タメ口、間違った敬語)
・あいづちをうつ時になれなれしくならないようにする
・髪や顔を触ったり落ち着きのない行動は慎む
・面接官の話を最後までよく聞く
面接が終わったことを確認したら「本日はお時間をいただきありがとうございました」と言ってイスに座ったままお辞儀をする
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イスの横に立ちもう一度お辞儀をする
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ドアを開ける前に面接官の方を向いて、「失礼いたします」と言って一礼してから退室する
受付の面接では、マナーや礼儀がなっているか細かくチェックされます。面接の受け答えも重要ですがそれ以外の部分でも気を抜くことなく、最初から最後まで良い緊張感をもって挑むようにしましょう。