受付のお仕事は様々な業種でありますが、レストランの受付はどんなことをするのでしょうか?そもそも受付スタッフを専任で配置するレストランというのは、高級レストランやホテルのレストランといった、格式高い店がほとんどです。そのようなレストランの受付には求められるスキルも厳しそうなイメージがありますよね。
そんなレストランの受付のお仕事内容や向いている人について解説します。
レストランの受付のお仕事では、来店されたお客様の対応を行います。予約の有無を確認したり席にご案内をする大切な役割です。来店されたお客様と一番最初にやりとりをする立場になるため、失礼のないよう丁寧な対応が求められます。
レストランには予約に関する内容や問い合わせなどの電話が多く、受付が責任を持って対応しなくてはいけません。電話越しは相手の顔が見えない分、声のトーンを上げて丁寧な口調で話す必要があります。
予約管理も重要な仕事の一つです。お客様から予約を受けたらスケジュールを確認して可能であれば、日時・お名前・ご連絡先を聞いて予約をとります。もし予約を受けることができない場合は丁重にお断りして、お客様の希望があればほかの日時をご案内します。
受付として全ての予約状況を把握しておかないと、ダブルブッキングを招いてしまったりお客様に迷惑をかけることになりかねません。最近ではネットから予約をする方も増えてきているので、web予約の確認や対応をする場合もあります。
高級なレストランでは、クローク業務があることも。お客様の荷物や上着を預かる業務で、快適に食事を楽しんでいただくことが目的です。
大切なお客様の荷物を預かるため、持ち主がわかるように目印を付けたり、取り扱いは丁寧に行うことが求められます。
食事を終えたお客様のお会計を行います。レストランでは領収書の発行をお願いされる機会も多いでしょう。ミスのないように気を引き締めて対応しなくてはいけません。
レストランの受付は高級店に配置されることが多いため、立ち居振る舞いに関しては人一倍気を付けなくてはいけません。慣れるまでは緊張することも多いですが、言葉遣いやマナーを身に付けることができるのはやりがいを感じられる部分でしょう。
レストランの受付は陰ながら店を支える存在です。お客様の対応をはじめ、ホールスタッフやキッチンスタッフとの関わりも多く、みんなから頼りにされる立場といえるでしょう。
そのため責任感はありますが、「ありがとう」「助かったよ」という感謝の言葉をかけられる機会も多く、受付としてやりがいを感じる瞬間といえます。
レストランの受付には臨機応変さが求められます。ハプニングやクレームが起きても、冷静な対応ができる人は受付の適性があるといえるでしょう。マニュアル通りではなく、その時々に応じた対応力が問われます。
様々な方とやりとりをするレストランの受付には、コミュニケーション能力の高さが求められます。人見知りで相手の目を見て話せなかったり、会話のキャッチボールが上手にできないと、受付として正しい対応ができません。
ただコミュニケーション能力は働きながら身に付けることもできるので、向上心を持つことが大切です。
レストランの受付では計画性も必要です。計画性がないと何も考えずに予約を受けてしまったり、店内が混雑しているのにお客様を通してしまったりと、様々な方面でトラブルを引き起こすことになります。
たとえば「旅行に行く時はきっちり計画を立てる人」や「スケジュール管理が得意な人」などは、レストランの受付の仕事に向いているでしょう。
レストランの受付ではお客様をおもてなしする姿勢が大切です。食事の前後の細やかな気配りや丁寧な対応が求められるため、礼儀や身だしなみにも気を遣い、最高の接客を目指しましょう。