受付は未経験でも始めることができる仕事なのでしょうか?また未経験者を採用してくれる受付求人は、どのようなところがあるのかも知りたいですよね。
そんな未経験者向けの受付求人の解説や面接対策についご紹介します。
受付は未経験からスタートした人も多く、働きながら様々な知識やスキルを身につけていくことができる仕事です。特別な資格や経験がなくても始めやすい仕事内容なので、未経験だからといって諦める必要はありません。求人を探す際には「未経験者歓迎」の企業からピックアップして探すと効率が良いでしょう。もしビジネスマナーに不安がある人はセミナーやオンライン講座の受講をすると自信をつけることができるはず。
また受付は派遣の求人が多いことも特徴の一つです。派遣として働く場合、派遣会社で事前にマナー研修を行なっているところも多いため、そのようなフォロー体制が整っている環境であれば未経験者でも安心して働くことができるでしょう。
オフィスビルの受付として来訪者の対応や案内、電話応対や簡単な事務作業なども行います。企業の顔と言われる受付なので、品格のある立ち居振る舞いや言動を心がける必要があります。基本的に平日勤務で残業も少ないため、プラベートとの両立もしやすい環境といえるでしょう。
クリニックの受付は幅広い年齢層の女性が活躍できる仕事です。患者さんの受付業務やお会計が中心ですが、レセプトなどの医療事務に関する知識が必要になります。ただ資格や経験がなくても働けるところが多いようです。基本的にクリニックは午前と午後の勤務に分かれるため、空いた時間を有効に使うことができたり、子育て中のママにも働きやすい仕事です。
美容室やエステサロンの受付も女性に人気があります。お客様の対応や予約管理、電話応対、サロンの清掃やアシスタント業務を兼任することもあり、美容に興味がある人にはぴったりの仕事です。未経験者を歓迎しているところが多く、また施術を受けられるといったメリットもあるようです。
インテリアショップや住宅設備のショールーム、カーディーラーの受付もあります。お客様の受付業務やご案内、電話応対や事務作業を行います。専門的な知識や接遇スキルが求められることもあるため、未経験者にはハードルが高いように思えますが、接客経験がある人は採用に有利になる場合も。ショールーム受付はキレイな環境で働くことができるのも魅力的です。
<面接前に確認すること>
面接を受ける前には持ち物を確認しましょう。履歴書、職務経歴書、筆記用具、身分証、指定された持ち物などは忘れないように必ずチェックしてください。そのほかにも腕時計やスケジュール帳などもあると安心です。
面接の日時と場所は必ず前日までに確認しておきましょう。また家から面接場所までのルートやかかる時間もチェックしておいて、間違えのないように入念に調べておくことが大切です。
面接を受ける前に必ずシミュレーションをするようにしましょう。面接官からされそうな質問を想定し、どのように答えるかを練習しておくことで、面接への不安要素を少なくすることができます。志望動機や自己PRを改めて確認することもできるので、面接対策としてやっておきましょう。
<面接マナー>
面接でやってはいけないことは遅刻です。交通機関の乱れやトラブルなどで遅れてしまう場合は仕方ありませんが、遅刻は社会人としての自覚を問われることになるので、時間には余裕を持って行動しましょう。
ただ早く着きすぎてしまうのもマナーとしてふさわしくないので、5〜10分前に到着するのを目安にしましょう。
受付の面接では特に言葉遣いは細かくチェックされます。「正しい敬語を使えているか」「丁寧な話し方であるか」という点は社会人には必須のマナーでもあるため、面接官に見られている部分です。気を引き締めてやりとりをするようにしましょう。
面接会場に入室する時は、ドアをノックして「失礼します」と言ってから入るようにしましょう。ドアを閉める際はドアの方を振り返って丁寧に閉めるようにします。入室したら一礼し、イスの横に立って面接官の目を見て自分の名前を名乗り、面接官から「お掛けください」と言われてから座るようにしましょう。
退室の時は「本日はありがとうございました」と一礼し、「失礼いたします」と言ってから退室します。
受付は未経験者でも始めやすい仕事です。受付の経験がなくても、前職やアルバイトで接客や事務職の経験があると、採用に有利になるでしょう。面接ではマナーを守って明るくハキハキとした受け答えをして、受付にふさわしい人材と判断されるような言動や立ち居振る舞いを心がけましょう。