昨今の社会情勢により就職・転職活動を行なっている人たちにも影響が出てきています。面接の延期を依頼されたり採用を見合わせる企業もあるでしょう。そんな中WEB(オンライン)面接を取り入れている企業も存在しています。自宅からオンライン上で面接を受けられるWEB(オンライン)面接。ここでは受付を目指す人に向けて、WEB(オンライン)面接に関するマナーについてご紹介します。
そもそもWEB(オンライン)面接とはスマートフォンやパソコンを使用し、オンラインで面接を行うことを意味します。WEB(オンライン)面接をする際にはビデオチャットを利用して行います。主に「Skype」「Zoom」「LINE」などのツールを使う必要があるので、WEB(オンライン)面接の前にアカウントを作成しなくてはいけません。
WEB(オンライン)面接はインターネットが繋がる環境であれば、どこにいても面接を行えることが最大のメリットといえるでしょう。また企業側も応募者側にとっても手間やコスト削減、緊張感が緩和される、スケジュールの調整がしやすいといったWEB(オンライン)面接ならではの特徴もあります。さらに地方の応募者でも気軽に面接が受けられることも利点といえるでしょう。
WEB(オンライン)面接は自宅で行うことができるため服装はどんな格好でも良いと考えがちですが、画面越しに身だしなみのチェックはされているため、通常の面接と同じような服装を心がけましょう。
受付の面接の場合は、実際の勤務を想定した身だしなみにする方が好感を持たれます。新卒者ならリクルートスーツ、転職者ならそれ以外のスーツやシャツにジャケットを着用した、オフィスファッションが望ましいでしょう。
注意点としてはWEB(オンライン)面接では上半身しか見えませんが、全身手を抜かずにコーディネートするようにしましょう。もしボトムスは部屋着で面接を受けた場合、席を立ったりお辞儀をした瞬間などにうっかり見えてしまう可能性もあり、そうすると評価は悪くなってしまいます。そのためWEB(オンライン)面接でも服装や身だしなみは面接スタイルで挑むようにしましょう。
WEB(オンライン)面接では自分自身の身だしなみだけではなく、背景にも気を付けなくてはいけません。生活感が感じられる部屋や散らかっている部屋が映るのはNG。できるだけ背景は白い壁が映る程度にして、面接の邪魔にならないようにしましょう。
もし自宅が映ることを避けたいなら、バーチャル背景をダウンロードして設定する方法もあります。無地の背景やWEB(オンライン)面接向きの壁紙もあるようなので、事前に準備をすることが望ましいでしょう。
日頃からビデオ通話に慣れていれば問題ありませんが、全くの初心者であれば照明やカメラ位置もあらかじめチェックしておいた方が安心です。WEB(オンライン)面接では顔の表情がはっきりと分かるように照明は明るくしておきましょう。逆に明るすぎたり逆光になってしまうような場所で面接を受けるのも良くありません。面接時間に合わせて適切な照明を決めておくことが肝心です。また物音やキーボードのタイピング音、さらには通知音なども面接の時には注意しておきましょう。
さらにWEB(オンライン)面接で必須のカメラですが、カメラ位置が低すぎると上から目線になり失礼にあたります。できるだけ自分の目線と同じかやや高めに設置するようにすることがWEB(オンライン)面接を受ける時のポイントです。
WEB面接で何よりも気を付けておきたいことが通信環境です。Wi-Fiが中断することなく接続されている環境や有線LANをつなぐことができる環境で、面接を受けるようにしましょう。途中で接続が途切れたり通信環境が不安定な状態では、面接に支障をきたしてしまいます。もし途切れてしまって再開できないとなると、改めて面接のスケジュールを組んでもらうことになり、迷惑をかけてしまうことになります。
万が一面接の途中で接続が切れてしまった場合は、焦らずに対処することが大切です。オンライン上でやりとりをしているため、想定外のトラブルが発生することは想定されるため、パニックにならず冷静に対応することが評価される場合もあるでしょう。
WEB(オンライン)面接ではタイムラグが生じてしまうことがデメリットの一つ。自分と面接官の言葉が重なってしまったり、質問に対してすぐに回答しようとすると急いでいる印象を与えかねません。
タイムラグを考慮して話す時は一呼吸おき、できるだけ早口にならないようにしましょう。また身ぶり手ぶりが大きかったり、動作が多いと気になってしまいます。通常の面接とは異なり、オンライン上でやりとりしていることを気にかけながら面接を受けるようにしましょう。
自粛ムードが広がる中で、企業側も「今できること」を可能な範囲で挑戦しています。WEB(オンライン)面接もその取り組みの一つで、今後面接の新たなスタイルを確立していくことになるかもしれません。
WEB(オンライン)面接を受ける予定がある人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。