受付事務の仕事は来訪者の対応や事務作業が中心となりますが、繁忙期というものは存在するのでしょうか?また休み希望を出したり、長期休暇を取得できるかも気になるところ。
仕事とプライベートを両立させるためにもぜひ知っておきたい、受付事務の繁忙期や休日事情を解説します。
受付事務の繁忙期は業種によってまちまち。まず企業の総合受付のような場合は、年末年始が繁忙期となるようです。というのも一年のお礼や新年のあいさつ回りで訪れる人が増えるため、受付事務の業務は非常に忙しくなります。
ただ年末年始の休暇はあるため、休みなしで働かなくてはいけないわけではありません。企業の休みに準ずる形で、受付事務も休みになることが多いでしょう。
エステサロンや美容院などが混雑する時は土日がメインです。また夏休み期間やクリスマスなどのイベントシーズンも混雑が予想されます。新年度の始まる春も社会人デビューに向けて髪色を変える人や、イメチェンする人などで忙しくなるでしょう。
受付事務はお客様対応や電話応対、予約の確認などで業務が増えますが、美容業界の繁忙期は割とはっきりとしているため、そのタイミングに合わせて人員を増やすなどの対策をするところもあるでしょう。
クリニックの受付はレセプトの請求を行うための書類の整理や手続きなどで、月末と月初が忙しくなります。繁忙期はクリニックによって異なりますが、内科や小児科なら冬場の風邪やインフルエンザが流行するシーズン、耳鼻科なら花粉症シーズンはとても混雑します。また年末年始や大型連休の直前・直後も混み合うことが多いようです。
年中無休のクリニックの場合も、世間の休日となる土日やゴールデンウィークなどに混雑するため、受付事務の業務も忙しくなるでしょう。
繁忙期といっても休みはもらえます。ただ希望休を申請することは難しいかもしれません。やむを得ない事情であれば仕方ありませんが、旅行に行くなどのプライベートな理由で休むことは避けた方が良いでしょう。特に受付は少人数で勤務するスタイルなので、繁忙期は人手不足になりやすくなることから希望休はとらないのが暗黙のルールのようなもの。
もし休みをとりたい時は、事前にいつが繁忙期となるかを調べて、早めに申請を出すようにしましょう。
繁忙期に休みを申請することはできなくても、一年を通して考えればまとまった休みを取得することも可能です。特に繁忙期と閑散期がはっきり分かれているような業種であれば、連続して休みをとることもできるでしょう。連休を取れたら、旅行に行ったり普段できないことをやることだってできます。
ただ受付事務は限られた人数でローテーションで勤務することも多いため、まとまった休みをとる場合は他の受付スタッフと相談をするようにしましょう。自分が休みをとったら交代で次の人、というように閑散期をうまく利用して休みをとることが理想ですね。
サービス業の受付では難しいかもしれませんが、企業受付やクリニックならお盆やゴールデンウィーク、年末年始の休暇はまとまった休みをとるチャンスです。世間の休日と同じように休みになるため、家族や友人ともスケジュールが合わせやすく、休みを存分に楽しむことができるでしょう。
受付事務は働く場所によって休日事情も大きく違いがあることがわかりましたよね。「いつが繁忙期になるのか」「年間休日はどれくらいあるのか」といった部分も仕事を探す際のチェックポイントとして考えるようにしましょう。
休みは仕事を頑張るためになくてはならない時間です。自分の理想の働き方ができる環境で
受付事務を目指せると良いですよね。