来訪者の対応や案内をする受付の仕事。華やかで知的な印象がある受付の仕事ですが、学歴がないと採用されないのでしょうか?また学歴がなくても働ける受付の仕事の種類も気になりますよね。
そんな受付に求められる学歴や面接マナーについてもご紹介します。
受付は特に学歴や資格が必要な仕事ではないため、誰でも挑戦することができるでしょう。ただ一般的に「高卒以上」とされているところが多いようです。
大卒であればより選べる就業先が増えたり、給料が高くなることもありますが、特別なスキルが求められる職場でない限り、学歴を問われることはほぼないと思って良いでしょう。
オフィスビルの総合受付は、来訪者の対応や電話応対、会議室の予約やお茶出しを行います。基本的に平日勤務で残業もほとんどないため、安定した働き方ができるでしょう。
企業受付の中には、語学力が求められるところもあるため、英語や中国語が話せる人は採用に有利になるでしょう。
美容室やエステサロンなどのサロン受付も人気があります。お客様の受付業務をはじめ、予約管理や電話応対、簡単なPC作業も行います。またサロンを清潔に保つためにサロン内の清掃をしたり、エステティシャンのアシスタント業務を行うサロンもあります。
住宅設備やインテリアのショールーム、カーディーラーの受付は、やや専門的な知識を身につける必要もありますが、学歴や経験がなくても働けるところが多いでしょう。ショールーム受付は接遇マナーが求められるため、言葉遣いや立ち居振る舞いにも気を配る必要があります。
クリニック受付は、医療事務の知識が必要になるため資格があると採用されやすいですが、未経験からスタートして働きながら身につけていく人も多いでしょう。クリニック受付は求人も多く、また結婚や出産をしてからでも続けやすい仕事です。
学歴に対して自信がなかったり、高卒だと不安に感じる人が多いかもしれません。ですが面接では堂々と自信を持って受け答えするようにしましょう。
あえて自分からネガティブな内容の話をするのではなく、学歴以外の自分の強みや熱意を伝えることが大切です。
受付の面接では身だしなみをチェックされています。清潔感があり社風や働く職場の雰囲気に合うかどうかを見るためです。また受付はお客様対応が基本なので「人に不快感を与えるような印象ではないか」ということは、面接では見られている部分だと思っておきましょう。
受付では一つ一つの作業を丁寧に行わないと、のちにミスやクレームにつながってしまいます。そのため物事を丁寧に進めることが得意な人は、受付で働くとその能力を活かすことができるでしょう。
受付は丁寧な言葉遣いや美しい立ち居振る舞いが求められます。これらは面接の段階でも見られているため、最後まで気を抜かないようにしましょう。ただ特別難しいスキルが必要というわけではなく、面接中の姿勢や目線、正しい敬語を使えるかといった、社会人として最低限のマナーを身につけておくことが大切です。
受付は高卒や学歴に自信がない人でも働ける仕事です。自分に合うジャンルを見つけて、憧れの受付デビューをしてみてはいかがでしょうか?