受付の仕事にはコミュニケーション能力の高さが求められますが、人見知りだと適性がないのでしょうか?初対面の人とも関わる機会が多い受付は、人見知りだと何かと大変な面もありそうですよね。
そんな人見知りでも受付の仕事を目指せるのか、また人見知りの克服方法をご紹介します。
人見知りには受付の仕事は向いていないと思いがちですが、実は人見知りだからこそ活かせることも多いのです。たとえば人見知りの人は人前では緊張しやすいため、事前に緊張しないための準備や対策を練ると思います。「何を話すか考えておこう」「時間より早めに到着しよう」といった考え方は、仕事に対して真摯に取り組むことができたり人から信頼されることにつながります。
また人見知りな人は自分から上手に話すことができなくても、聞き役に徹することができるのも特徴です。このようにウィークポイントを活かす方法もあるため、人見知りだからといって受付の仕事を諦める必要はないでしょう。
人見知りを改善するには、人で克服するしか道はありません。「初対面の人とも積極的に話して苦手意識をなくすこと」「様々な人と関わって話の引き出しを増やすこと」などを積み重ねていくうちに、自然と人見知りは克服することができます。
そのためにはプライベートで人と接する機会を増やすことも大切ですが、受付の仕事を通して徐々に慣れていくことが最善の策でしょう。はじめは戸惑うことが多いかもしれませんが、毎日たくさんの来訪者の応対をしたり他の受付スタッフを見ているうちに、人見知りを克服する方法が見つかったり、知らぬ間に克服できている場合もあるでしょう。
人見知りであることを自覚しているなら、人と接する上でのマニュアルを作ってみるといいかもしれません。「初対面の人とやりとりをする話のネタ」や「会話のキャッチボールがしやすい話題」などをいくつか考えておくと会話に困った時でも安心です。
人見知りな部分から逃げるのではなく、自分の中で受け止めて向き合っていくことが、克服する近道といえるでしょう。
人見知りだとしても受付の仕事をする上でそれは言い訳にはなりません。人に不快感を与えたり無愛想な対応はあってはいけないこと。人見知りでも勤務中は笑顔でおもてなしする気持ちは忘れないようにしましょう。
人見知りは初対面の人との関わりやトラブルに弱い部分があります。そうするとパニックになって戸惑ってしまいがちですが、受付として冷静に対処することが求められます。
もし焦ってしまった時はひとまず深呼吸をして心を落ち着かせます。周りに頼れる人がいれば相談をして、一人で無理に解決しようとしないことも大切です。
人と話す時に緊張してしまう人はどうしても小声になって自信のなさが出てしまいます。受付が何を話しているかわからないというのは、企業の顔としてマイナスなイメージを与えてしまうため、できるだけハキハキと話すことを心掛けましょう。
大きな声でゆっくりと滑舌よく話すことを繰り返すうちに、堂々と話せるようになるはずです。また電話応対でもハキハキと話すことがマナーといえます。
受付の仕事で人見知りな性格はデメリットだと捉えてしまいますが、見方を変えればその部分を活かすことだって可能です。人見知りは慣れることが一番の解決策。受付の仕事をしながら様々な人に出会って、積極的にコミュニケーションをとる姿勢が大切です。