【例文あり】受付面接の志望動機の書き方とコツ!

【例文あり】受付面接の志望動機の書き方とコツ!
 
受付はお客様対応をする仕事ですが、店や企業など活躍する場所は様々です。そんな受付面接では、どのような履歴書が好感を持たれるのでしょうか?
今回は受付面接の志望動機の書き方について、コツを伝授したいと思います。
 
 

 
 

1、志望動機とは?自己PRとの違い

 

志望動機

まず志望動機は、「なぜこの企業で働きたいのか」という志望した理由を述べる項目です。受付を志した理由やその職種を目指した理由を記入します。
それだけだと志望動機としては弱いため、数多く存在する企業の中で応募先で働きたいと思った具体的な理由も述べると、熱意が伝わり印象が良くなります。
 

自己PR

一方自己PRは、「自分の強みやスキル、経験、能力をアピールする」項目です。これまでの人生の中で、自分が努力して身につけたスキルや経験、また人に誇れる能力などをアピールすることで、どれくらい応募先に貢献できるかを伝える意味があります。
受付の場合なら、接客経験やコミュニケーション能力が高いことはアピールポイントになります。応募先の企業や仕事内容にマッチする自己PRを考えることが大切です。
 
 

2、志望動機の書き方のコツ

【例文あり】受付面接の志望動機の書き方とコツ!
 

簡潔に書く

志望動機は履歴書の限られたスペースの中に書かなくてはいけません。あれこれ伝えたいことを並べてしまうと、まとまりがなく何が言いたいのかわからない内容になってしまうため、志望動機は簡潔に書くのが基本です。
志望動機の書き方は、「志望理由」「具体的なエピソード・活かせるスキルなど」「目標や将来のビジョン」という流れで書くことが望ましいでしょう。これらの流れをベースに簡潔にまとめることを意識することが、志望動機を上手に書くコツです。
 

具体的に書く

志望動機では具体的なエピソードを一つ入れるようにしましょう。応募先を志すきっかけになったエピソードや、受付の仕事に活かせる自分の経験談など、面接官がイメージしやすいエピソードを書くことがポイントです。
具体的に書くことを意識するだけで、志望動機から受ける印象は大きく変わります。履歴書を書く際には、何か一つエピソードを考えておくようにしましょう。
 

応募先に関すること

志望動機の内容が思い浮かばない場合は、応募先に関する内容を書くのも効果的です。応募先に対しての理解をアピールすると同時に、働く意欲も感じてもらうことができるでしょう。
 
 

3、受付の志望動機、例文

 

3-1、企業受付の志望動機

例①未経験者向け

「私が貴社の受付を志望した理由は、語学力を活かして働けると思ったためです。アメリカに留学経験があり日常会話なら問題なく話すことができます。
貴社には海外の方も多く訪れるということなので、語学力を活かして円滑なやりとりができると思います。
現在はビジネス英語の勉強もしています。よりコミュニケーションの幅を広げるためにも、語学力を向上させ、貢献できるように頑張りたいです」
 

例②経験者向け

「前職は企業の総合受付として勤務していました。私が貴社を志した理由は、受付業務の必要性や将来性についての考え方に共感したためです。受付は企業の顔としての役割があり、求められるスキルも完璧でなくてはいけない反面、将来性を感じられない部分があると思います。
しかし貴社では、受付の仕事に限らず幅広い業務を担当でき、また勤続年数や能力に応じた評価をされる環境だということを知り、非常に興味を持ちました。
受付として責任を持って業務に取り組みつつ、貴社の顔としてお役に立てるような存在を目指したいです」
 

3-2、美容室受付の志望動機

例①未経験者向け

「私が受付で働きたいと思ったのは、以前貴店の別の店舗に髪を切りに行った際、受付の方がとても優しく対応してくれたことが心に残っていたからです。初めてということもあり緊張していたのですが、丁寧な対応と緊張がほぐれるような会話をしてくれたため、安心することができました。
美容室には美容師さんしかいないイメージがあったので、受付という仕事があることをその時に初めて知りました。この時に受けたおもてなしを、いつか私も誰かにできるようになりたいと思い、この度応募をさせていただきました」
 

例②経験者向け

「私は美容に興味があるので、いつか美容師になることが将来の夢です。そんな時、貴店の受付業務の求人募集を拝見し、すぐに応募を決意いたしました。
今は美容師の専門学校に通っていて、美容師免許の取得を目指しています。これまでに、エステサロンの受付やアシスタントとしてアルバイトをした経験もあります。
美容室の受付は、お客様対応のスキルを身につけることが求められると思います。受付業務を通して様々なことを吸収し、明るく気持ちのいいおもてなしができるように頑張ります」
 

3-3、ショールーム受付の志望動機

例①未経験者向け

「私が貴店の受付で働きたいと思ったきっかけは、幼い頃の記憶にあります。両親は車好きでよくディーラーに顔を出しては担当の営業の方と話したり、新車購入の際の商談にも一緒に連れて行ってもらっていました。ただ子供ということもあり長時間待つのは退屈だったのですが、受付の方が声をかけてくれたり一緒に遊んでくれたことを、鮮明に覚えています。
いつか大人になったらディーラーの受付をしてみたいと憧れがあったので、この度応募を決意いたしました。受付の経験はありませんが、老若男女、様々なお客様がいらっしゃると思うので、どなたにも丁寧でわかりやすい対応を心がけたいと思います」
 

例②経験者向け

「以前は雑貨店で販売の仕事をしていました。時計や日用雑貨、ステーショナリーなどの細かい雑貨を中心に取り扱っていたのですが、雑貨の販売をしているうちに住環境について興味を持つようになりました。
人間にとってなくてはならない家、その家の中を機能的かつ洗練されたインテリアや家具でコーディネートするための提案をするショールームの存在を知った時、「こんな素敵な空間でやりがいのある仕事をしてみたい」と強く感じました。
ショールームの受付では礼儀やマナー、言葉遣いなどに配慮することが求められると思いますが、接客経験を活かしてプロフェッショナルな対応ができる受付を目指したいです」
 

3-4、インフォメーション受付の志望動機

例①未経験者向け

「私がインフォメーションの受付で働きたいと思った理由は、いつも笑顔で丁寧な対応をする受付の方に憧れがあったからです。わからないことや聞きたいことがあった際には、嫌な顔せずとてもわかりやすく教えてくれたり、丁寧な案内をしてくださったことが印象的でした。
またご年配の方に寄り添って接する姿や、迷子の子供に優しく声をかける様子を拝見したこともあり、臨機応変に対応する姿に感銘を受けました。
私は友達に聞き上手だと褒められることが多いので、インフォメーションの受付として働くことができたら、聞き上手な性格を活かしてたくさんのお客様の役に立てるように貢献したいです」
 

例②経験者向け

「前職は商業施設の受付で3年間勤務しておりました。インフォメーションとしてたくさんのお客様と関わることができ、なかでも一番印象に残っているのは、外国人の方に館内のご案内をしたことです。言葉が通じない中、館内のパンフレットをお見せしながら身振り手振りで一生懸命伝えたり、目的の場所までご案内した結果、とても感謝をされました。
インフォメーション受付では、丁寧なやりとりをすることが大前提ですが、気持ちで伝えることが何よりも大切なことに気づいた瞬間でした。
これまでの経験を活かし、お客様に寄り添った対応を心がけたいと思います」
 

3-5、美容クリニック受付の志望動機

例①未経験者向け

「私は人の役に立つ仕事をしたいと思っています。また人と関わることも好きなので、受付の仕事は以前から興味がありました。
受付の仕事は未経験ですが事務の仕事をしていたため、パソコンのスキルに関しては自信があります。データ入力や書類作成などは手際よくこなせるので、事務作業の経験は受付の仕事にも活かせると思います。
クリニック受付では、様々な悩みや事情を抱えた方が来院されると思うので、そのような方にも安心してもらえるような対応を心がけたいです。
 

例②経験者向け

「前職はクリニック受付をしておりましたが、結婚を機に退職しました。現在は子育て中ですが、子供が幼稚園に入園するタイミングで、再びクリニック受付の仕事をやってみたいと思うようになり、主婦や子育て中のママも多く活躍している貴院に魅力を感じ、この度応募を決意いたしました。
美容クリニックは初めての環境なので、わからないことも多いですが、患者様の対応や仕事の一連の流れは把握しているつもりです。また新人教育を任せられたり、研修に参加をして知識のアップデートを行なっていたので、その点も活かせる部分だと思います。
これまでの経験をもとに即戦力となって働けるように頑張りたいです」
 
 

4、面接前日の確認リスト

 

① 面接時間と場所の確認

面接会場には10分前に着くようにします。前日までに場所や行き方をしっかり確認しておきましょう。
 

② 担当者の電話番号とメールアドレス

電車の遅延や道に迷ったりする可能性もあるので、担当者の電話番号とメールアドレスはしっかりメモを。万が一、当日に遅刻しそうになった場合は、早めに連絡をしましょう。社会人としてのマナーです。
 

③ 持ち物の確認

・履歴書
・職務経歴書
・手帳
・ペン
その他にも提出を求められたものなどがあれば、忘れずに準備しておきます。
担当者に提出する履歴書や職務経歴書などの書類は、折れたり汚れたりしないようにクリアファイルなどに入れて持っていくと安心です。
手帳とペンは、面接時に大切なことをメモしたり、その場で2次面接の日程や勤務日の相談がある場合があるので持っていく方がよいでしょう。
 

④ 服装の確認

当日になって、「着るものがない!」「着ていく服が決まらず遅刻した!」などバタバタしないように、前日までに準備をしておきましょう。
清潔感のある服装、髪はまとめた方が好印象を与えることができます。
 

⑤ 面接のシミュレーション

面接で必ず聞かれる質問はいくつかあります。
・志望動機
・自己PR
・入社後にやりたいこと
・現在の働いている状況
・いつから働けるか
・逆質問
これらの質問にしっかり答えられるように、事前にシミュレーションをして面接対策をしておきましょう。
 
 

5、まとめ

 
【例文あり】受付面接の志望動機の書き方とコツ!
 
受付といっても様々なジャンルがあります。店や企業の顔として、お客様対応をすることに変わりはありませんが、仕事内容や身につくスキルにも違いがあるため、自分の適性に合う職場を見つけましょう。