企業やショールーム、美容院、百貨店などに常駐している受付。華やかで憧れられる存在の受付ですが、働く上でどんなことを大切にしているのでしょうか?
受付業務に携わる人に必要な心構えや、求められるスキルについてご紹介します。
受付では来訪者の対応がメインとなるため、「おもてなしの気持ち」を持つことが大切です。落ち着いて礼儀正しい対応が求められる受付では、どうしても事務的なやりとりが強くなってしまい、来訪者をおもてなすという気持ちが薄れてしまうこともあります。
ですがどのようなシーンでも、受付では来訪者に笑顔で愛想よく振る舞い、気持ちの良い対応を心がける必要があるでしょう。
よく受付の仕事を、企業の「顔」と表現されることがあります。来訪者をまず対応するのは受付のため、そこでの対応が悪いと企業そのもののイメージを傷つけてしまうことに。
そのため企業の顔としての責任感をもち、受付として自覚ある言動や行動をしなくていけないという心構えが求められます。
受付ではアポのある来訪者の対応が多いですが、時にイレギュラーな事態が発生することもあります。商業施設や百貨店の受付ではお客様によって対応は様々です。
その時に求められることや状況に応じて、受付では常に臨機応変な対応が求められるでしょう。
受付業務でもっとも大切になることは、コミュニケーション能力です。人と接する仕事ではどの業界でも必要になるスキルですが、受付ではさらに接遇スキルも兼ね備えていなくてはいけません。
どのような時でも冷静で笑顔で対応することや正しい言葉遣い、また品のある立ち居振る舞いも意識した上で、ワンランク上のコミュニケーション能力が求められます。
社会人には必須のビジネスマナーですが、受付の仕事でも必要なスキルとなります。受付で求められるビジネスマナーは、敬語の使い方や電話応対、来訪者をご案内する時の正しいマナーなどはしっかり習得しておきたい部分です。
ビジネスマナーに関する研修を受けることもできますが、実際に勤務しながら学んでいけることでもあるため、先輩に習って覚えていくようにしましょう。
受付によっては語学力が必要になる場合もあります。海外の観光客を対応する受付やグローバル企業の受付では、英語や中国語が話せる人の方が採用に有利になる可能性が高いでしょう。
もちろんすべての受付に語学力が求められるということではないので、自分のスキルに応じた職場を選ぶことが大切です。
受付業務は単純な作業に見えて、実は奥が深い仕事です。企業受付に限らず、様々な場所で活躍することができる受付に共通することは、その企業や店の顔として責任感のある対応をしなくてはいけないということ。
受付として働く誇りをもって、プロフェッショナルな対応を目指したいですね。