就業前に知りたい!ホワイト、ブラックな受付事務の見分け方

就業前に知りたい!ホワイト、ブラックな受付事務の見分け方
 
受付事務の仕事は来客対応をはじめ、電話応対や取り次ぎ、会議室の予約や施設案内、業種によっては営業のアシスタントや事務作業を行うこともあります。細やかな気配りや応対スキルが求められますが、人の役に立ててやりがいを感じられる仕事ともいえるでしょう。
そんな受付事務の仕事の中には思い描いていた働き方ができない、いわゆるブラックな企業もあるようです。就業前に知っておくべきな、ブラックかホワイトかを見極めるポイントをご紹介します。

 
 

  
 

1、ホワイトな受付事務の特徴

定時で帰れる

ホワイトな企業のイメージといえば、残業なしで定時で帰れることだと思います。基本的に受付事務は定時になれば仕事を終えることができる職種ですが、なかには勤務時間を超えても帰れないケースもあるようです。
通常残業をする時は残業代が支払われるのが常識ですが、「少しの残業なら良いだろう」とタダ働きさせられることも。ホワイトな受付事務なら勤務時間はきっちり守られ、もし残業したとしても働いた分は支払われるので安心しましょう。

 

職場の雰囲気が良い

働く上で気になるのが職場の人間関係。「一緒に働く人たちは仲が良いのか」「職場の雰囲気はどうなのか」という点もホワイト企業であるかを判断する基準となります。
職場の雰囲気は実際に働いてみないとわからない部分でもありますが、事前に調べられる範囲内でリサーチしておくと良いでしょう。もしショールームや百貨店の受付のような場所なら、事前に利用してみてどのような人が働いているかをチェックするのも一つの方法です。

 

昇給・昇格制度

仕事をしていく中でモチベーションとなるのは、昇給や昇格を目指すことですが、キャリアアップできるような制度が取り入れられていたり、積極的にサポートしてくれるところは優良企業であるといえるでしょう。
受付事務の雇用形態は派遣社員の割合が多く、そうすると派遣会社に登録をする流れになります。この場合、派遣会社がキャリアアップ支援に積極的に取り組んでいるかは、必ずチェックしておきたいポイントですね。

 
   

2、ブラックな受付事務の特徴

 
就業前に知りたい!ホワイト、ブラックな受付事務の見分け方  
 

サービス残業がある

ブラックな企業というのは、サービス残業をすることが暗黙のルールになっているのがほとんど。もちろんこれはしてはいけないことですが、「みんなやるのが当たり前」という風潮の企業だと、残業申請をしにくく我慢して働くことになります。
サービス残業が常習化しているところは、ブラック企業と判断されてもおかしくないでしょう。

 

給料と業務内容が見合っていない

給料が極端に少なかったり、業務内容に対しての給料が満足いかないようだと、働く上でのストレスになってしまいます。給料が低いのに労働環境が過酷であると、完全なるブラック企業といえるでしょう。
新人の頃は給料が低い割に覚えることがたくさんあって苦労するのは当然ですが、何年経っても昇給しなかったり評価をされないようであれば、転職を考えた方が良いかもしれません。

 

待遇が悪い

給料の他にも待遇面が悪いところはブラック企業であることが多いでしょう。例えば交通費が出なかったり従業員として働くメリットを感じられないような待遇の悪さは、離職率の高さにつながります。
受付事務の仕事を探す際には、給料に加えて待遇面もしっかり確認するようにしましょう。

 
 

3、ホワイトな企業の選び方

就業前に知りたい!ホワイト、ブラックな受付事務の見分け方
 

福利厚生の充実

まずホワイト企業であるかを見分けるには、社会保険完備であるかをチェックしましょう。”社保完備”というのを聞いたことがあると思いますが、これは健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の4つの保険への加入を満たしていることになります。なかにはこれら4つの保険に加入できないところもあるため事前に確認しておくと良いでしょう。
そのほかにも昇給や賞与があるか、社員旅行や制服貸与など、働くための充実度を探るようにしましょう。

 

離職率が低い

働きやすい企業というのは離職率が低い傾向にあります。前向きな退職理由もありますが、たいてい辞める場合は何かしらの不満があって退職を決めます。そのため離職率が高い企業はブラックなことが多いですが、長く働きたいと思える企業はそもそも辞める人はあまりいないことが特徴です。
そのためホワイトな企業であるかどうかを知りたい時は、離職率についても着目して判断すると良いでしょう。

 

女性が働きやすい環境

女性はライフステージの変化に伴い、仕事を辞める人も多いですよね。結婚や出産、子育てをしながら働くことは大変ですが、女性が働きやすい環境であればそのような不安を抱えることなく仕事ができるため、辞める必要も無くなります。
時短勤務や勤務時間に柔軟に対応してくれる企業や、託児施設の完備や子育て中のサポート体制が整っている企業は、女性が活躍しやすい環境です。またこれらは名ばかりの制度ではなく実績があるかどうかも重要なポイントとなります。

 

年間休日120日以上

ホワイトな企業はしっかり休みが取れることが条件の一つです。その目安として「年間休日120日以上」を掲げているところは理想的な企業といえるでしょう。
週休二日制でかつお盆や年末年始に休みがあり、有給の取得もしやすい企業はストレスなく働ける環境です。受付事務は業種によっては土日出勤になったりまとまった休みが取れない場合もあるかもしれませんが、年単位でどれくらい休日があるのか必ず調べておくようにしましょう。

 
 

4、まとめ

就業前に知りたい!ホワイト、ブラックな受付事務の見分け方
 
せっかく受付事務の仕事が決まったとしても、そこがブラック企業だとしたら精神面も肉体面もダメージを受けてしまい、働く意欲がなくなってしまいます。そうならないためには入社前に企業研究を行い、ホワイトな要素がどれくらいあるかをチェックする必要があるでしょう。ただその判断基準は人それぞれ捉え方が異なる部分でもあるため、「自分にとって何を優先させて働きたいのか?」を明確にすることを大切にしたいですね。