• 1、受付とコンシェルジュの違いについて
• 2、コンシェルジュの種類
• 3、コンシェルジュに向いている人
• 4、まとめ

１、受付とコンシェルジュの違いについて

コンシェルジュとは？

コンシェルジュとはフランス語で「アパートの管理人」という意味があります。日本でコンシェルジュの仕事というと、ホテルやマンションなどで見かけることが多いと思います。
コンシェルジュはお客様のあらゆる要望に対応したり、困ったことの手助けやサポートをする、「総合世話係」の役目があります。コンシェルジュとしてできる限りのサービスを行うことが求められ、基本的に「NOは言わない」が掟としてあるため、とてもプロフェッショナルな仕事といえるでしょう。
 

受付とコンシェルジュの違い

受付ではお客様の事務的な手続きやご案内をすることが主な仕事内容です。コンシェルジュも受付業務と同じような業務を行うこともありますが、よりお客様に寄り添ったサービスの提供やホスピタリティ精神が求められる仕事です。
コンシェルジュは受付では行わない事柄にも、臨機応変に対応してくれる存在であるといえるでしょう。
 
 

２、コンシェルジュの種類

ホテルコンシェルジュ

ホテルにはフロントとは別にコンシェルジュが常駐しています。ホテルコンシェルジュは、お客様からの依頼はできる範囲で、全て対応することが求められます。
仕事内容としては、「ホテルや施設のご案内」「近隣施設や観光地のご案内」「レストランの予約」「コンサートやお芝居のチケット手配」「交通手段の手配」など、多岐にわたります。
もしお客様からの要望を実現できない場合は、代替案を考えたり要望に近いプランを作成するなどの別の方法を考える必要があります。ホテルコンシェルジュはどんなことにも対応できるような、高いプロ意識が求められる仕事といえるでしょう。
 

マンションコンシェルジュ

高級マンションには、マンションコンシェルジュが配置されていることが多いでしょう。マンションコンシェルジュは住人が快適に暮らすためのサービスを行う役割があります。
主な仕事内容は「荷物の預かりや配送手続き」「クリーニングの取り次ぎ」「デリバリーの紹介・手配」「タクシーの手配」「ゲストの受付」「共用施設の受付」「レンタルサービスの受付」など、住人からの要望に幅広く応えることが求められるでしょう。
 

医療コンシェルジュ

医療コンシェルジュは病院で患者さんのサポートをしたりご案内をする仕事です。どの病院にもコンシェルジュが在籍しているわけではありませんが、最近はサービスの向上を目的として医療コンシェルジュの数も多くなってきているようです。
仕事内容は「診察の予約取得」「自動精算機の使い方のサポートや説明」「タクシーの手配」「窓口への誘導」「カルテ代行入力」など、患者さんのサポートをはじめ医療従事者の業務サポートを行うこともあります。
 

そのほかにも様々な業界で活躍しているコンシェルジュも

まだまだコンシェルジュが活躍できる業界は多く、本屋で働く「ブックコンシェルジュ」、百貨店で勤務をする「百貨店コンシェルジュ」、結婚式に関するサポートを行う「ブライダルコンシェルジュ」、化粧品選びや肌悩みの相談にのる「コスメコンシェルジュ」などがあります。
 
 

３、コンシェルジュに向いている人

人の役に立つ仕事がしたい人

コンシェルジュは、ホスピタリティ精神が必要な仕事です。「誰かのために役に立ちたい」「人のために行動したい」という考え方ができる人に向いているでしょう。
 

相手の立場になって物事を考えられる人

コンシェルジュは難しい要望を受けた際に、無理だからといって断ることはコンシェルジュのマインドとしてふさわしくありません。「どんな対応をすれば喜ばれるか」といった、相手の立場になって物事を考えられる人はコンシェルジュの素質があるでしょう。
 

語学力がある

コンシェルジュは外国人を対応することもあります。そのため語学力があると、そのスキルを活かすことが可能です。海外の方にも、丁寧な対応でおもてなしをすることができるでしょう。
 

情報収集が得意な人

様々な知識が求められるコンシェルジュには、情報収集が得意である方が有利になります。あらゆる分野に興味や関心を持ち、日頃から情報を集めることが好きな人はコンシェルジュに向いています。
 
 

４、まとめ

 

 
コンシェルジュに求められるスキルは高いですが、その分やりがいのある仕事です。一人一人に合った対応やサービスを提供する、プロフェッショナルなコンシェルジュを目指してみてはいかがでしょうか？